メロンの蔓が伸び始めました。
しかも、その生長度合いは品種によってまちまちです。
ネットメロンは定植して大体2週間経ってから蔓の生長がはじまります。
なぜと聞かれてもお答えできかねますが、過去7年間の経験上いつもそうです。
勝手な想像ですが、まずは根が生長し、次に地上部の生長が始まるんだろうなと思っております。
定植から2週間経つと蔓の生長が始まりますが、そこからの生育スピードはとても速いです。1週間で60cmぐらい伸びる株もありますので週イチ菜園家の私にとって誘引作業がまったく追いつかず困ってしまいます。
▼品種によってバラバラな生長度合い
今後のために品種別に生長速度を記録に残しておきます。
メーカー | 品種 | 草勢 | |
タキイ種苗 | パンナ | 強い | |
みかど協和 | 黄美香 | 弱い | |
神田交配 | オルフェ | 強い | |
神田交配 | エテルナ夏系1号 | 強い | |
ウエキ交配 | 妃春秋系 | 普通 |
蔓が伸びて誘引作業が始まると、次は芽欠き作業も行います。
立ち栽培1本仕立てを行いますので、下図イメージとなります。
結果枝は10~15節位ぐらいとし、親蔓は25節位ぐらいで摘心する予定です。
6月中旬頃には結果枝にて受粉作業を行っているだろうと思います。
▼同じくウリ科の大玉スイカ
定植から20日経過しました。こちらも定植して2週間経つと蔓が伸び始めます。ちょうど先週がその時期だったので、伸びた蔓が風で飛ばされないようにワライラズを畝に止めておきました。それから1週間でここまで蔓が伸びました。
▼第一弾トウモロコシ
雌穂のヒゲが茶色くなってきております。早い株で来週の週末が初収穫かなとおもっています。
▼第2弾トウモロコシ
こちらも順調に育っており、第一弾より2~3週間遅れての収穫となりそうです。
▼シャルム、セット球の堀り上げ
冬どりタマネギ、「シャルム」のセット球が堀り上げ時期となりました。
2.5~3cmになった球を先週から随時掘り上げています。
既にカゴが一杯となり、現時点でおよそ200球ぐらいかなと思います。
まだ小さくて掘り上げれていない球も合わせると300以上ありそうかな?
自家消費は100あれば十分ですので、かなりの数を余らせてしまいそうです。
掘り上げた玉はカゴに入れたまま畑の隅にある物置に放置しておき、7月中旬頃に葉と根を落として選別し、冷蔵庫に入れる予定としています。
冬どりタマネギ「シャルム」を育てるのは今回で3年目となりますが、色々と情報を仕入れていて「冬どり成功の条件」なるものが見えてきました。
玉ねぎが肥大開始する条件として「日長感応性」と「気温」があり、この二つのうちどちらが欠けていても肥大開始しないという性質を持っています。それぞれを具体的に数値化すると、次の条件が当てはまりそうです。
1.限界日長=11時間以上
2.肥大に必要な気温=20℃以下
このふたつの条件が重なる時期に、葉数6~7枚の葉姿に仕上がっておれば、冬に大玉が収穫できるという結論に至りました。
具体的に書くと、名古屋地区での限界日長は10月末。それまでに葉数4枚に達していなければ肥大は翌年の春になります。
また、平均気温が20℃以下に突入する時期は名古屋地区だと9月下旬。
つまり、名古屋での大玉冬どり条件は「9月下旬に葉数6~7枚の葉姿」となります。
冬どりが難しいと思われているのは、この条件1、2が重なる時期というのが地域によって多少異なり、明確化されていないためだと思います。また、春タマネギの経験から加温しようと思われている方もおられるかと思いますが、条件2は20℃以下ということで逆効果であります。ここを勘違いされていると決して冬どり出来ないでしょうね。