地下水位と作物生育との関係
↑これ、ネットで調べた作物生育に適した地下水位。
資料によっては多少前後したりしていたけれど、見つけた資料を総合判断すると、この図で大方間違っていないはずです。
なぜ、このようなものを調べたのかというと、以前から畑の排水が気になっていて排水溝を掘ったりしているのですが、その効果と効能をまとめておき、どこに何を作付けするかの検討材料として使いたかったからです。
ホウレンソウやニンジンの地下水位が、思っていたより深いほうが適するということも判り、それなりに重宝しそうです。
そして、私が来年の夏に、区画の大半のスペースを使用して栽培予定の「メロン」と「サツマイモ」は地下水位70cmと適水位がかなり深いということも判りました。
この資料を役立たせるためには、実際の畑の地下水位を把握しておく必要があります。そのための方法として、新潟県農業総合研究所が発信されている情報を使わせて頂きました。
↑こちらがその方法です。(圃場地下水位の簡易測定法)
▼穴あけ器具と埋め込みパイプ
穴あけ器具は、以前から持っている「浅香工業 金象印 Wらせん穴掘りSD-75」を使用し、パイプは穴の径に合わせて塩ビ管65mm(外径75mm)を準備しました。
この穴あけ器は全長90cmなので、延長改造なしでOK。
パイプには、10cm間隔で水が浸入するための穴を開けました。
▼穴あけの様子
先端のラセン状となっている部分が土をすくい取る構造となっていますので、10cm程度ずつハンドルを回して掘っては土を出すの繰り返しで掘り進めます。割と簡単に数分で穴が開き、9回目で90cmの深さの穴が開きます。
実際には40cmくらいから土の色が変わり、60cmぐらいに耕盤がある様子でした。そこだけは少し力が要りますが、あとはかなり軟らかい感触でした。
▼パイプ設置
準備した1mのパイプを穴の底まで押込み、木槌で更に押し込んで固定します。
普段はキャップで蓋をしてゴミや雨が入らないようにし、測定するときだけ中を覗いて地下水位をメジャーで測る予定とします。
本日は2箇所、借りている区画のほぼ対象位置に設置しました。
設置4時間後に中を覗いてみましたが水はまったく見えませんでしたので、恐らく今現在の地下水位は90cmより深い位置にあると思って良さそうです。
これからは菜園に行く都度、測定して記録していき、気象庁の雨量データと照らし合わせながら傾向を把握していこうと思います。