リアロータリ2輪管理機はどんな使い方が出来るの?
今までは「車軸ロータリ」のこまめF200しか使ったことが無く、最近手に入れた2輪管理機の使い方をネットで少しずつ勉強中なのですが、なかなか理解しずらい事もあり、色々と試している真っ最中です。
<入手した2輪管理機>
現在はヤンマーにOEM供給している「シバウラ」というメーカー製の歩行型トラクターで、畑楽と書いてハタラクと読む愛称の管理機です。型式はシバウラKS401S。
エンジンは149cc、バイクでいうと普通二輪免許が必要な区分だけど管理機に免許は不要のようですね^^;
■仕様
定格出力:2.8ps、最大出力:4.0ps
変速形式:前進2段、後進1段
ロータリサイズ:幅40cm・直径30cm(フルタイプ型中耕ロータリ FT-B)
爪種類:ナタ爪12枚
主要諸元とか調べようとしても、古い機械のためネット上で調べれるのは上記内容が精いっぱい^^;
ちなみにこれを入手した理由は安かったから^^;こまめとあまり変わらない金額でした♪
<溝上げについて>
土をバババーっと横から吐き出して進む様を期待して購入した2輪管理機なので、時間を作って試して見たけれど、どうやら期待外れ。こまめの2倍の馬力があるのでまぁいいか~的な感じでしばらく使ってみましたが、どうも納得できず、色々と調べていくと爪の種類や爪の設置方向で作業形態に変化が出るという事が解りました。
ロータリ逆転で、ロータリカバーを開いて耕耘すると、耕耘土が跳ね上がるイメージはありましたが、爪の取付方向でこんなにも違いが出るという事は調べるまで気が付きませんでした。
考えてみれば当たり前のことだったのですが、取説の無い古い機械というのはなかなか手こずります。
じゃあ、今の耕耘爪の向きはどうなってる?
内盛りでした。
期待外れだった訳ですね^^;
早速、爪を取り外して真ん中を残して左右5本ずつ交換です。
これで外盛りな訳ですが、用途に応じて付け替え作業を行うのは実に面倒と感じました。
早速試運転♪ まずは前進。内盛りの状態では、前進時に土が跳ね上がる感じはこれまでなかったのですが、外盛りだと前進(ロータリ正転)でも跳ね上がりました。
次はそのまま後進(ロータリ逆転)してみると、なかなか軽快に土が跳ね飛びます。横にバババーっと期待通りの跳ね上がり具合です。ロータリカバー全開でやってみたので少し飛び過ぎの様子。1回の逆転耕耘でこれだけ溝上げできたのは少し感激♪
・・・ここはカチカチになっていた通路だったので尚更です^^
更にもう1往復してみました。今度はロータリカバーを下げ気味に調整しました。
いまいち違いがわかりずらい。
既に溝はタイヤが半分以上埋まる程となったので、これ以上やると元の状態(通路)に戻すのが大変なのでこれにて試運転は終了~
ロータリカバーの調整イメージは、こんな感じ。(絵は現代農業からのパクリ^^;)
外盛りでの土の跳ね上げは、なかなか具合がよかったので、中耕だけでなく畝立てにも、土寄せにも十分使えそうです。ただし、平らに耕したい場合はロータリカバー調整だけではカバーしきれないだろうから、爪位置変更用に工具を畑に常駐しておく必要がありそうですね。
ちなみにこの機種は、逆転でバック走行とならないように、ハンドルとチェンジレバーが180度回転できるみたいです。まだ試していませんが・・・。ネットで見てるとバック走行は危険だからハンドル向き変更必須と書かれておりますので、次回使う際には向きを変えて使うことにします。
色々と便利に使えそうな「畑楽」ですが、しかしまだまだ「こまめ」は手放せそうにありません。
畑が狭いと、こまめが一番便利かも。痒いところに手が届く的な良さがあります^^