今年は上の表にある品種を合計10株育て上記結果となりました。
やはり、水が使える畑はいいですね。
水のある環境のおかげで、週末菜園家の私でも美味しいネットメロンを畑でも作ることができました。週1回のお世話でも、満足いく結果が得られてラッキーでした。
どんな栽培をしていたのかダイジェストで記録しておきます。
まずは畝ですが、40cmの高畝にして周囲に排水溝を掘りました。
メロンは酸素要求度が最も高い部類の野菜ですので当然の配慮です。
植え付けは春先のまだ若干朝晩冷え込む時期なので地温を上げるためには透明マルチ必須(草が生えるのを嫌い、私はグリーンマルチを使用)とし、地温20℃以上を確保してからの定植です。
メロン栽培に限った話ではありませんが、良い生長をさせるには、健全な根を生育させることがすべてといっても過言ではないと思っていますので、素人ながらも根の環境にはかなり気を使って準備を怠らないように進めました。
ちなみに畝面積は1株につき0.5㎡となるように定植数と畝幅を決めています。
肥料は牛糞堆肥をたっぷり+苦土石灰でph6~7程度となるようにしただけ。
(追肥はしません)
次に雨除け環境の整備です。メロンは雨に長時間当ててしまうとすぐに病気が出てしまいます。イボ支柱とトンネル支柱を組み合わせて畝を完全に覆うように屋根を設置し、横も透明マルチシートで囲いました。(写真は施行途中で側面は半分しか囲ってませんが最終的には全面囲っています)また、平日は換気しに来ることができないため、横と天井のシートは隙間を設けて換気しています。
こんな部材を使った施行でも、意外にも台風に耐えて無事でした^^
お次は潅水について。「メロン栽培は水の駆け引き」といわれており、生育ステージに合わせて適切な土壌水分とすることが、根の環境を整えることにも繋がり、結果として良い生育をさせることが可能となります。
超高畝+雨除けなので、雨による潅水はできません。農業用水の水圧を利用して、潅水チューブと潅水タイマーを使って目的の土壌水分となるようにセッティングして育てていました。この機器がなければ週末菜園家の私ではメロンを育てることは不可能だったと思います。
土壌水分は、最初の内は7年前に購入したメロン用テンションメーターを修理して使っていましたが、また壊れて測れなくなったので、上写真の安価な水分計(SATO 簡易型土壌作用酸度計 水分計付 No.1204-10)で代用しました。測定値はPF値じゃないので、過去の栽培経験とメロンの育ち具合から判断して、来年用にPF値に代わる基準値もメモしましたので、来年からはそのデータを参考に土壌水分を整える予定です。
そのデータがこちらです。
そんな苦労が実って、こんな感じにメロンが無事に育ちました♪
黄皮ネット系メロンは今年初めて育てましたが、名古屋の夏でもBrix16%超えとなったのには感動です。(これまでの最高記録はBrix15.0%だった)
そんな今年の経験を踏まえつつ、来年は更に高糖度のメロンを作ってやろうと計画しています。(8/2収穫の黄美香は、収穫がやや早すぎたにも関わらずBrix16.2%だったので、更なる高糖度の手応えは持っています)
そんな訳で、来年は黄皮ネット系メロンの品種を増やします。
●黄美香(黄皮ネット系メロン)
●エリカ(Q-15)メロン立体用(黄皮ネット系メロン)
●オルフェ(ネット系メロン)
来年はこの3品種をメインで栽培する予定とします♪